音楽能力を活かすシゴト

楽器製作・リペアマン



【音楽 仕事ファイル bP4/ 楽器製作・リペアマン 】

音楽ファンにはいろんなタイプがありますが、特に楽器にひかれるという人は

もっとも純粋なファンといえるのかもしれません。

実際この業界には、こと楽器に関しては誠実に取り組んでいる人が多く

みられます。


rip2.gif




ひとくちに楽器製作といっても最大手のヤマハに代表される総合メーカー、

ローランドのような電子楽器専門メーカー、小規模の工房まで様々な形態が

あります。


大手の楽器メーカーの場合、楽器製作は完全な分業です。

ピアノの鍵盤なら鍵盤だけを、機械を用いて製作することになり、職人的な世界とは

まったく違っています。

専門的な知識は就職後に身につけるため、とくに音楽の専門学校を卒業する必要は

ありません。

就職試験では専門知識よりも、将来、製作チームをまとめるためのリーダーシップが

あるかを見られるようです。


メーカーには企画部門、デザイン部門、設計部門などもあり、デザイン部門は

美術大学や専門学校でデザインを学んだ人、設計部門は工学部の大学院などで

電子系の知識やソフトウェア技術を学んだ人が採用される傾向があるようです。

自分がどの部門に進みたいのか、はっきりさせておく必要があります。

楽器メーカーの新卒初任給は17〜20万円程度です。


どうしても自分の手で楽器を一から作り出したいという人はメーカーよりも

小さな楽器製作工房のほうが向いているようです。

ギターやバイオリンなどの弦楽器の場合、普及品やヒット商品を主力とする

大手よりもむしろ小さな工房で作られたもののほうが高い評価を受けています。

材質から細部に至るまで独自のこだわりを持って作られた楽器は確かに

高価ですがプロ・ミュージシャンにも愛され、楽器界では確固たる地位を

築いています。

ただしこうした工房の場合、最初は収入の面で苦労することは避けられないでしょう。

まずは世間並みの収入を得るよりも楽器製作を実地で学ぶという、職人的覚悟が

なければつとまらない仕事です。

こうした工房で働くためには楽器製作の基本的な技術は身につけておく必要が

あり、専門学校で学んだうえで工房に弟子入りする形がおおいようです。

さらにバイオリンなどの場合は海外の学校に留学する必要がある場合もあります。

もしくはまず大手メーカーで働いて実際にある程度経験をつんでから工房に入る

または独立するかたちで工房を立ち上げる人もいます。


さて、こうした楽器製作の技術と経験は楽器のリペア(修理・調整)にも

大いに威力を発揮します。

特に昨今ではビンテージと呼ばれる中古の名器に人気がありますから、

優秀なリペアマンは広く求められています。

楽器メーカーや大手の楽器店は必ずリペア専任の担当者を抱えていますし

リペア専門店も存在しますので、いい腕と耳さえもっていれば楽器製作以上に

間口は広いといえるでしょう。


いずれにせよ工房で働く場合はその楽器の演奏能力もかなりのものが必要に

なります。

演奏家を目指している人がやむをえず、その道をあきらめる場合に

この道に転向するケースも多くみられます。


b01.gif   ⇒ この仕事を目指せる学校・スクールを調べてみる


b02.gif   ⇒ この仕事に対する求人を調べてみる

   ※この職業に関する直接の求人が少ない場合は、いくつかの求人情報サイトに
    希望の職種を指定して登録しておくと求人があった時に情報を知らせてくれます。



【音楽の仕事 bP4/ 楽器製作・リペアマン 】

2006年01月24日 17:27